【簿記1級】ソフトウェアの償却 [3]

 販売目的のソフトウェアの償却についてクレアールで勉強したまとめです。

販売目的のソフトウェアの償却

 当期に販売すると見込んだ量に基づいて償却を行う。販売すると見込んだ数量または収益に基づいて償却する2つの方法がある。いずれの方法においても以下の式で減価償却費が求まる。

 減価償却費 = ソフトウェア未償却残高 × 当期の実際の販売量 / 当期以降に販売すると見込んだ総量

この減価償却費が、未償却残高を残存年数で均等に配分した金額を下回らないようにしないといけない(定額法と同じ?)。上式か均等に配分した金額のうち大きい方で償却する。上の式右辺の右側の分子は実際の販売量であり見込んだ量とは異なる。未償却残高と販売すると見込んだ総量は各期に対応する金額を使用する。

 見込んだ量を変更する場合は、変更のタイミングが期首である場合はその期から変更を反映させ、変更のタイミングが期末である場合は翌期から変更を反映させる。

 ソフトウェアの償却を行った後の未償却残高が、翌期以降に販売すると見込んだ金額より大きい場合、見込んだ金額まで簿価を下げる。一時的な費用となるがソフトウェアの償却と一緒に処理される?未償却残高と販売すると見込んだ金額の比較については、数量に基づいて償却する方法の場合でも収益を用いて比較する。

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