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物理で使う数式集(∇演算子)

概要

 物理を勉強する中で出てきた数式の導出を備忘録としてまとめていきます。この記事では主に∇演算子に関する公式について扱い適宜追加していく予定です。

 以下の公式ではスカラー関数をA、ベクトル関数をB=(Bx,By,Bz)とします。

1.△=divgrad

 まず左辺のですがラプラシアンと読み、式(1)で定義されます。

△=(2x2+2y2+2z2)=2

 これを式変形していくと単純ですが上記の公式になります。

=(2x2+2y2+2z2)=div(x+y+z)=divgrad

2.rotrotB=graddivBdivgradB

 左辺右側のrotBから計算を行い式変形をしていきます。3成分について計算していますが、同じ計算なのでx成分のみ計算してもよいと思います。

rotrotB=rot(BzyByzBxzBzxByxBxy)=(y(ByxBxy)z(BxzBzx)z(BzyByz)x(ByxBxy)x(BxzBzx)y(BzyByz))=(x(Byy+Bzz)(2y2+2z2)Bxy(Bxx+Bzz)(2x2+2z2)Byz(Bxx+Byy)(2x2+2y2)By)=(x(Bxx+Byy+Bzz)(2x2+2y2+2z2)Bxy(Bxx+Byy+Bzz)(2x2+2y2+2z2)Byz(Bxx+Byy+Bzz)(2x2+2y2+2z2)Bz)=(x(divB)y(divB)z(divB))divgradB=graddivBdivgradB

参考文献
1.電磁気学、砂川重信

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